コープこうべの平和・国際活動

生活協同組合コープこうべ

ユニセフスタディツアー 生きる希望、すべての子どもに

報告

ユニセフ 東ティモールスタディツアーに参加して

組合員公募で豊中市在住の組合員・河合洋子さんが、2014年10月26日(日)~11月2日(日)、全国の生協や日本ユニセフ協会など11人で、東ティモールのスタディツアーに参加しました。

【ツアーの概要】
ツアーの目的は現地の女性と子どもの現状を知り、ユニセフのプロジェクト活動や援助の状況を確認し、それを日本の人達に伝えることです。現地でのユニセフの仕事は主に栄養状態の改善、新生児と母親の産前産後ケアの促進、衛生知識の普及、就学前及び初等教育の促進、コミュニティや学校の水と衛生の促進などです。今回ユニセフ東ティモール事務所、保健省、地方の保健センター、病院、小学校、民家、水管理施設を視察し、村人や子供達と交流しました。

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現地の小学生と河合さん


【母親たちの前向きな姿勢が印象的】

内陸部のハトブリコ保健センターではユニセフの支援で新生児や幼児の栄養不良児のケア、産前産後の母親のサポート、栄養プログラムの提供などがされています。電気や水の供給はなく、夜はろうそくで対応、冷蔵庫のフロンガスは備蓄も少なく、ワクチンの保存ができなくなるほど、困窮していました。基本的には施設は機能していますが、機材などはまだまだ不十分で更なる支援が必要です。またこの村にはボランティアの母親達によるグループがあり産前産後ケアに関する知識を普及する為に活動しています。離乳食の作り方などもデモンストレーションを行ない妊婦の人達に教えているのです。懸命に学び取りそれを生かしていこうとする母親達の前向きな姿勢は私にはとても印象深く、ユニセフの指導が確実に効果をあげていると思いました。現在、当地での5歳未満児の状況は大変良いとのことです。

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村の母親たちのグループの集まり


【小学校への支援はまだまだ】
小学校はライレマ小学校とサラマタ小学校の2校を視察しました。ユニセフは教室と給水施設の建設、教室の備品、衛生促進などの支援を行っています。両校共に水洗トイレがあり、衛生教育は確実に教えられています。ただ、施設面でガラス窓がなく金網張りであったり、教室の数が不足し、職員室、図書室もない状態でした。また、ユニセフ支援のある集落では給水施設の建設により水汲み労働が軽減され、村人達は清潔な生活が送れるようになっています。さらに屋外排泄をしないよう話し合いがもたれ、クリーンな環境も維持されるようになりました。

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サラマタ村の給水所。子どもたちはここで蛇口から水を飲んでいます。


【私にできること】
全体的に首都と内陸部の格差はとても大きく感じました。しかし、ユニセフの支援により各施設は基本的には機能し、住人も衛生や栄養、病気予防の必要性を理解しつつあります。先進国のようにまだまだ完全とは言えませんが、ユニセフ活動による支援は有効に利用されていることを実感しました。現地の人達の望んでいることも理解できました。これからは、この貴重な体験を活かし報告会や国際教育の授業の場で実状を日本の人達に報告し、さらにユニセフ募金が集まるように働きかけていきたいと思います。自分達の持っているものを足りない人達に少しお裾分けするという気持ちが大切な気がします。