コープこうべの平和・国際活動

生活協同組合コープこうべ

ユニセフスタディツアー 生きる希望、すべての子どもに

2007年度「ユニセフ フィリピン スタディツアー」視察報告 子どもたちの幸せを願って

 
『きょうどう』7月1週号で公募した「ユニセフ・フィリピン・スタディツアー」に、選考の結果、陶山(すやま)京子さん(明石市)が派遣されました。2007年11月11日~17日に実施されたツアーには、全国の生協から11人が参加。陶山さんに現地で見聞きし、感じたことをうかがいました。

 マニラに着いたのはお昼過ぎ。整然とした街並みに、さすが首都と思いながら歩いていると、物乞いをする素足のストリートチルドレンに出会いました。よく見ると、小さな弟妹を世話している子もいます。ホテルに帰っても、その光景が忘れられず、初日は一睡もできませんでした。
   
 翌朝、小型飛行機で南東部のレイテ島に渡りました。レイテ島では、2006年2月に大規模な地すべりが発生。多くの人が亡くなり、いくつもの村の住民が避難生活を余儀なくされたそうです。

 私たちはぬかるみの道を車で移動しながら、復興支援状況を視察しました。パミグシアン村は、地面に大規模な亀裂が見つかったため、約4km離れた高地へ村ごと移動せざるをえなかった村です。ユニセフは、新しい村で子どもたちが教育を受けられるように、校舎と給水設備、トイレ、机・イス、教材、図書、コンピューターなどを提供しています。

 建設中の学校を訪問すると、子どもたちが鼓笛隊で歓迎してくれました。遠くから歩いて私たちに会いにきてくれた人もいました。これまでユニセフに募金してきていますが、募金が役立っていることを実感でき、感激でした。

 4日からは、子どもたちの保護や教育を行なっている3つの団体を訪ねました。ユニセフは、これら各地の非営利団体に資金などの援助をしています。
マニラのキリスト教団体は、ストリートチルドレンに、医療や心のケアに加えて、IT関連などの職業訓練を行なっていました。

 ケソンでは、ユニセフの短期支援を受けているNPO法人を訪問。広大なゴミ山のまわりに形成されたコミュニティ「パヤタス地区」にくらす子どもたちと話をすることができました。「なぜ援助してくれるの?」と聞かれ、「私たちも助けてもらったことがある。だから恩返しよ」と答えると、「じゃあぼくも勉強がんばって誰かを助けられる大人になる」と言ってくれました。

 「勉強できるのがうれしい」と、瞳を輝かせて話す子どもたち。未来に希望をつないでいくためには、物資だけでなく、教育や職業訓練などの自立支援が不可欠だと痛感しました。ツアーに参加し、「私にも、まだできることがある」という思いを強くしています。

 

学校へ通う子ども
新築された小学校の校舎の前での歓迎
新しい学校で教材の入った
リュックをもらって喜ぶ子どもたち
虐待を乗り越え演じるストリートチルドレン
地球儀を囲んで喜ぶパヤタスの子ども達