コープこうべの平和・国際活動

生活協同組合コープこうべ

PHDスタディツアー

2009年度 PHDミャンマー・スタディツアー参加報告 一人は万人のために万人は 一人のために何ができるのか... 2009年8月15日(土)~22日(土) 店舗学校 森田 勇亮さん

このスタディツアーは、PHD研修生の活動の現場を訪ね、国際協力や開発の現状を知ると同時に、日本の生活を振り返り、これからの行動を考えることなどを目的としています。今回は、森田勇亮さん(店舗学校)が参加しました。

ミャンマー連邦の概略

あ~、国際交流したい!

私は、学生時代から海外に行き、貧困問題について学んだり、国際交流的なことを少し行っていました。でも、就職してからはほとんど動きが取れなくて...。そんなときに知ったのが、スタディツアーの募集でした。
参加者に選ばれたものの、ミャンマーといえば、軍事政権の国、アウンサンスーチーさんが軟禁されている国、日本人ジャーナリストが凶弾に倒れた国・・、全く不安を感じないといえばうそになります。
追い討ちをかけるように、「国内情勢が不安定でビザがおりない可能性もある」と言われるし...。本当に行けるんかな?
そんな不安を感じながらの出発でした。果たして、現地ではインターネットやメールは使えませんでした。さすが軍事政権! また、今回のツアーは、村歩きなどの調査は規制され、村での滞在時間も短くなりました。

厳しい現実と元研修生のがんばり

ミャンマーの村は自然が豊かで、人々も大変友好的。どこに行っても、優しく迎えてくれ、その笑顔に私は大変癒されました。しかし、村には問題が山積み。マラリアの発生、医師がいない、プラスチックなど燃えないゴミの廃棄、化学肥料や農薬をよくわからないまま使っている、学校に通う子どもがノートを持っていないなど...。挙げればたくさん出てきます。
ツアーでは、元研修生(これまでに日本で研修を受けた研修生)が、現在、どのような取り組みをしているかについての聞き取りに同行しました。元研修生が働いているYMCAの幼稚園や、ボランティアをしている小学校を訪問。多くの元研修生が農業をしているので、畑なども見学。さらに自宅で、村を良くするためにどんな事に取り組んでいるのかを聞きました。
軍事政権下では難しいと思われるグループをつくって、日本で学んだことを実践している姿がとても印象深く、さらに村を良くするために、近所はもちろん隣の村まで縦と横でつながり合うという関係がしっかりあることにも感心しました。一人ではできないことを、皆(日本人も含む)で協力して、知恵を絞って、今の生活をより良くしていく。あくまでも自分たちで問題を解決するんだという心意気が、ツアーを通して感じられました。

私たちにできることは?

現地の方とこれからもつながり、そのことでミャンマーを身近に思い、何かあれば助け合える関係をつくっていきたい。では、私たちにできることは何でしょうか?
例えば、「ミャンマーについて調べ、理解を深める」「このツアーに参加する」「使用済み切手や外貨コインをPHDに送る」など、どんなことでもいいと思います。この報告をきっかけに、何か一つでも考えたり動いたりしていただければうれしいです。

ツアーを終えて

確かに、蛇口をひねっても水は出ないし、電気はいつでも使えるわけではないし、火は炭で起こすしかないです。日本の生活からすれば不便かもしれませんが、便利になるにつれて私たちが忘れてしまったモノがあった気がします。
今回、たくさんの人と友だちになれました。皆、明るく接してくれて、大変うれしかったです。でも、「また来るよな?」という言葉に返す言葉がなかった自分が大変悔しかったです。個人的に休みを取って、必ずや再び行きたい!と思っています。

こんなこともしたい!

一緒に参加した人からも村の人からも、私は〝コープの人〟として見られ質問されました(当たり前ですね)。もっと生協のことを勉強して、自分の言葉でしっかりと「生協」の役割やめざすものを伝えられるようになりたいと思いました。さらに、来期の研修生を受け入れる際に、現地を知っている者として、研修にもかかわれたらと思います。何らかの形で、継続してかかわりを持っていきたいです。

(財)PHD協会

Peace(平和)、Health(健康)、Human Development(人づくり)の頭文字をとって名づけられた草の根の人々による国際交流・協力の活動をしている団体です。
日本とアジア・南太平洋地域との交流を通して、平和と健康を担う人づくりをすすめ、共に生きる社会をめざしています。コープこうべはこの趣旨に賛同し、支援しています。http://www.phd-kobe.org/

2009年度 PHDスタディツアー
診療所です。医師がいなくて看護師しかいません。でも、看護師さえいないところもあります。診療所です。医師がいなくて看護師しかいません。でも、看護師さえいないところもあります。
このポロシャツに見覚えのある方もおられるかもしれません。協同購入センターで、共済のおすすめをする時に着ていたものです。ミャンマーの村ではいたるところにセパタクローができるコートがあり、夢中でやりました。このポロシャツに見覚えのある方もおられるかもしれません。協同購入センターで、共済のおすすめをする時に着ていたものです。ミャンマーの村ではいたるところにセパタクローができるコートがあり、夢中でやりました。
元研修生も加わって、来期の研修生を選考しているところです。元研修生も加わって、来期の研修生を選考しているところです。
ついに発見! 見覚えがある車。日本の車両が普通に走っているのです。生協のトラックの他に、阪急バスも見ました。ついに発見! 見覚えがある車。日本の車両が普通に走っているのです。生協のトラックの他に、阪急バスも見ました。
学校では制服代などがかかるので、お金がかからない寺子屋で勉強しています。しかし、ノートや教科書は一人に一つあるわけではありません。けれど、笑顔は最高です☆学校では制服代などがかかるので、お金がかからない寺子屋で勉強しています。しかし、ノートや教科書は一人に一つあるわけではありません。けれど、笑顔は最高です☆
牛は大切な労働力。以前は化学肥料を使っていましたが、日本で学んだ研修生が牛のフンを肥料にすることをすすめてます。牛は大切な労働力。以前は化学肥料を使っていましたが、日本で学んだ研修生が牛のフンを肥料にすることをすすめてます。
牛を多く飼っている村では、そのフンを利用してバイオガスを発生させて発電。村の人がお金を出し合って作った施設もありました。牛を多く飼っている村では、そのフンを利用してバイオガスを発生させて発電。村の人がお金を出し合って作った施設もありました。